2016年07月18日
今年も境内の笹庭の池に、大賀ハス(オオガハス)が美しい花を咲かせました。例年より遅い開花となりました。
蓮華は、古代インドで泥水にまみれることなく清浄な美しい花を咲かせる姿が「俗世の欲にまみれることなく、清らかに生きる事の象徴」とされてきました。仏教では、仏の智慧や慈悲の象徴とされます。蓮が使われている熟語に「一蓮托生(いちれんたくしょう」という言葉があります。「托生」とは、「託生」とも書き、身をよせて生きることを意味します。「一蓮托生」は、行動を共にする意味でよく使われる言葉ですが、本来は日本の仏教から生まれた言葉です。浄土信仰では、極楽浄土に往生したものは蓮の中に生まれると説かれることから、善い行いをして徳を積み、同じ蓮華の上に生まれ変わるという思想のもと生まれたようです。
蓮の花言葉は「清らかな心」、「神聖」、「離れゆく愛」、「雄弁」などと言われています。
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