真言宗豊山派
豊山長谷寺(奈良県桜井市初瀬)
宗祖 弘法大師(こうぼうだいし) 空海上人(くうかいしょうにん)
中興祖 興教大師(こうぎょうだいし) 覚鑁上人(かくばんしょうにん)
派祖 専誉僧正(せんよそうじょう)
真言宗の宗祖弘法大師は、平安時代初期に遣唐使船で留学生として中国に渡られました。唐の都長安で高僧・恵果阿闍梨に学ばれた空海上人は、またたくまに密教の最深秘奥の真理を伝授されるに至りました。ご自分の留学の目的が達成されたとお感じになった空海上人はさっそく帰国され、真言宗を開宗されました。
教えの中心はマンダラ思想です。この特徴は理性と感性の両面から宗教的な安心を得られるという点にあります。
世の中にはいろいろな宗教や思想がありますが、よく観察してみると一番底に共通の原点があります。この原点にあたるのが真言宗の教えでは大日如来という仏様なのです。お薬師さま、観音さま、お地蔵さま、お不動さまなどの一切の諸尊は、すべて大日如来が迷えるものを救うために身を変えたお姿なのです。これを応化身と申します。したがって、もとめるところは諸尊に見守られながら、広い視野で物を見ながら深く考え、敬虔に力強く、人生を生き切り、平和な社会を作ることです。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ
マニハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
「大日如来の智慧の光によって私たちの心に光明がさし込む」
笹りんどう
※東京都第五号宗務支所布教師会の「このお寺の宗旨」を参考としました。
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