御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

四季の風景

実りの秋

2014年10月18日

台風が過ぎ去ったころから、朝晩に冷え込む日が続きますが、境内には様々な「実」がなる季節となりました。柿やだいだい、ピラカンサなど多くの果実がなっています。柿をみると「今年の柿はおいしそうだ」などと、ついつい食べることを考えてしまいますが、食べられることは柿にとっても悪いことではないようです。
果実には「種(たね)」があります。植物は自分で動けないので、遠くに自分の種を運ぶために動物に果実を食べさせる。その果実と共に食べた種子を糞として排泄し、動物はその種子を運ぶ役割をするそうです。
柿は食べられることで、自分の種子(命)を、動物は食べることで、自分の命を。お互いの命を育んでいるのです。
この季節はお互いの命のありがたみを感じつつ、「実りの秋」を楽しみたいものです。

柿が少しづつ色付いてきました

四季の風景トップへ戻る

ページトップへ