御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2024年10月:ご挨拶

2024年10月01日

 今年は去年よりさらに暑い夏になりましたが、皆様無事にお過ごしになられましたでしょうか。
9月15日の地元のお祭りの日は良い天気でとても暑く、秋祭りには程遠い陽気でしたが、町内のお神輿が今年も元気に宝仙寺に寄ってくれました。
一方、能登半島の方々には地震に続いて豪雨という本当に気の毒な状況で、心が痛みお見舞いの言葉もありません。

 9月初めに「神護寺」展に国立博物館に行ってまいりました。会期の終わりの時期だったためか平日の午前中にもかかわらずチケット売り場は長蛇の列でした。
高雄山神護寺は京都右京区にある秋は紅葉で有名なお寺です。
空海(弘法大師)が唐より帰国して都に入って活動を始めた最初の寺です。
多くの重要なものが出品されておりましたが、中でも有名な日本最古の高雄曼荼羅が今回出品されておりました。この曼荼羅は、古いため図柄が見えなくなっておりましたが現代の技術を駆使した映像により鮮明にみえるようになっておりました。
また、本尊薬師如来像(チケットの写真)は厳しいお顔をなさっておりますが、木彫の木の肌と衣がきれいに出ており、すっとしたお姿でしばらく見入ってしまう(手を合わせている方がいらっしゃいました)素晴らしい薬師如来さまでした。
そのほか平安時代の仏像等が出品されておりましたが、京都の神護寺は仏様がお留守でこの期間中は寂しかったと思いました。もうお帰りになっていらっしゃいますので、皆様ぜひ京都にいらした時は神護寺にお詣りになってください。

 今年はスポーツの世界では、パリ オリンピック・パラリンピックがあり、日本選手の活躍で沢山のメダルをとりました。メジャーリーグでは大谷選手の大活躍でホームラン、盗塁の50―50を達成しています。そのほかの競技でも日本選手の活躍が目立ちます、日本人としては応援のしがいがあります。さらなる活躍を期待いたします。

令和六年 十月

宝仙寺住職 富田 道生

東京博物館チケット(神護寺)

東京博物館チケット(神護寺)