2023年10月01日
今年の夏は猛暑日の連続で観測史上初だそうです。お彼岸になって少しずつ秋らしくなってまいりましたが、まだ暑さが続くようです。
宝仙寺の裏庭のハスは新書院建設のため日陰になっておりましたが、建設のために建っていたプレハブ小屋が無くなり、日当たりが良くなった途端に葉っぱが大きくなり花が次々にきれいに咲きました。建設中の間ハスには可哀そうなことをしたと思っています。
新書院の屋上にはソーラーパネルを設置して、環境への配慮と災害時に役立てばと考えました。まだ少ししか状況はわかりませんが、天気の良い時と曇りの時の発電量が極端に違うようで、再生可能エネルギーの利用というのは難しいと感じます。
EUでは自動車を2035年にゼロエミッション車にするという方針を立てましたが、今回のウクライナの問題の影響も含めこの方針が怪しくなっているようです。渋滞の多い我が国はゼロエミッション車とハイブリッド車の併用でしばらく進むようですが、このほうが現実的だと思います。私は専門家では無いので私見でしかありませんが、2035年に一気に実施するというのは現実的ではないと思っていました、矢張りなという気がします。日本人の考え方と欧米人の考え方にはよく違いがありますが、良い意味の段階を踏んで行うことも必要でしょう。最近ではEV(電気自動車)はほんとうにカーボンニュートラルに役立つのか、電気を作ることによる環境への悪影響が無いのかという考えが出ておりますが、EVばかりになった時どうなのでしょうか。
いずれにしろco2削減は喫緊の課題ですから早くしなくてはなりません、風力発電も含め日本の技術力でカーボンニュートラルの先駆者になって環境の維持に貢献することが、我が国の経済・産業の発展につながると思います。
令和五年 十月
宝仙寺住職 富田 道生
兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん) ※宝仙寺蔵
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