2023年1月：ご挨拶

2023年01月05日

　新年あけましておめでとうございます。
　新春のお慶びを申し上げます。
今年こそコロナウィルスが治まり、制約された活動が正常になることを期待したいと思います。
今年の３月末には，いよいよ当寺の新書院が完成して４月には引っ越しが出来る予定ですので、ご不便をおかけしておりますがもう少しの辛抱です。

先月の１２月１２日総本山長谷寺に於いて真言宗中興の祖　興教大師様のご命日に当たる陀羅尼会の法要に行ってまいりました。長谷寺内の奥の方に菩提院という興教大師様をお祀りしてあるお堂で毎年厳修致します。今度長谷寺にお詣りの時はこちらにもお詣り下さい。当日は天気も良く例年より暖かく過ごすことが出来、まだ紅葉も少し残っており真っ赤な大きなモミジの葉っぱがたくさん落ちておりました。
今年は宗祖　弘法大師様のご生誕１２５０年の年に当り、真言宗豊山派では５月に盛大な法要が総本山長谷寺で厳修されることになっています。
宝仙寺では今年の秋に「新書院落成」と「弘法大師ご生誕１２５０年」のお祝いを行いたいと考えております。

新年が良い年であるよう期待したいと思いますが、昨年を象徴する漢字は「戦」でした。戦争の「戦」の意味とスポーツの「戦い」両方の意味があるようですが、戦争のほうは願い下げたいものです。しかし、ロシアの戦争の影響で、エネルギー不足の為カーボンニュートラルどころかこの冬のエネルギー不足をどう乗り切るのか目先のことで精一杯になっています。かたや、近年スポーツ界ではたくさんの日本選手の世界での活躍が話題になっていますのでさらに今年の活躍を期待しています。

令和五年 元旦

宝仙寺住職　富田　道生