2022年04月01日
良い季節になってまいりました。今年の冬はとても寒く雪国では記録的な積雪で、地球温暖化はどこに行ったのかと思うくらいでした。
今年も宝仙寺の梅が咲き、ハクレンが花開き、桜が咲きました。
4月8日の「お花祭り」を今年も新型コロナウイルスの影響で以前のようにお祝い出来ないのが残念です。
お釈迦様が、最初に説かれた教えの中の一つに四苦八苦の「苦」についてのことが有ります。「苦」とは生老病死のように自分ではどうする事も出来ないという事です。今回の新型コロナウイルスの感染拡大のようなことは、まさに世界中がどうしようもない「苦」の状態です。新型コロナウイルスが無くなる事はないでしょうから、治療薬が早く開発され、新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスなみの病気になって欲しいものです。
善因善果・悪因悪果という仏教の教えから出た言葉が有ります。善い事をすると巡り巡って自分に返ってくる、逆に悪い事をすると巡り巡って自分に返ってくるという事です。
笑顔で周りの人に接する事により、おだやか顔や悦ばしい顔が返ってきて自分の顔立ちが良くなり、物事がうまく行くようになる。悪い言葉使い、ずるい事をすればその人の品性が疑われ信用が無くなり、物事がうまくいかなくなる。
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの人々を救うために戦争を起こしたと嘘をついています。世界中の人々が見ています、こんな嘘がこのまま通るのでしょうか。
日本では桜が咲きました、コロナウイルスの問題、ウクライナの問題等々沢山の問題が有りますが、早く世界の人々が心から楽しめる春になって欲しいと思います。
令和四年 四月
宝仙寺住職 富田 道生
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