御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2018年01月:ご挨拶

2018年01月01日

 明けましておめでとうございます。皆様にとって良い一年でありますようご祈念申し上げます。
 先月の12日は、興教大師覚鑁上人の命日に当たり総本山長谷寺で陀羅尼会の法要があり出仕してまいりました。例年になく寒く雪が降ってもおかしくない位でした。近くの山では雪が降ったそうです。長谷寺では毎朝の勤行の時"祈りの回廊"(長谷寺のホームページをご覧ください)という参拝の方が参加できる勤行を行っています。当日もとても寒い中参加されている方がいらっしゃいました。今年の冬はどうなのでしょうか。一年平穏に"普通"に四季に応じた気候で過ごせるのが一番です。

 昨今は健康ブームで栄養素のこと、体に良い食べ物、運動のこと等沢山のことが話題になっています。体に良いと思って行っていたことが実はやりすぎると悪いことだったとなることがあるようです。紫外線は皮膚に障害を起こすので出来るだけ浴びないほうが良いということで、日焼け止め・日傘等で防御をしましょうという事になっていましたが、紫外線はある程度浴びたほうが良いということです。ただし地域や天候によって紫外線量が違うのでその場所によって浴びたほうが良いと言われる時間(量)が違います。
その他、ある栄養が良いとなるとそれを沢山摂りますが、摂りすぎるとかえって悪いということがあります。
「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」です。食べ物も程よく沢山の種類の物を食べ、程良い運動を外で行えば適当な紫外線も浴びることになるでしょう。何事も程良く極端に偏らないこと、"普通"が大切です。

 今年もこれから節分過ぎ頃までが冬本番となりますが、冬ならではの楽しみを見つけて元気に過ごしましょう。

平成三十年 元旦

宝仙寺住職 富田 道生

境内の橙(代々)