御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2017年10月:ご挨拶

2017年10月01日

 天候不順な夏が過ぎ、これからは秋らしい爽やかな天気が続いてほしいものです。
 今年の酉年の守り本尊は不動明王です。関東三十六不動霊場会(宝仙寺は十五番札所)では酉年のご開帳を各寺で行っており、お不動様とご縁を結んでいただいた方が沢山いらっしゃることと思います。宝仙寺でもお詣りの方が今年は特に多く八月は旅行社のツアーだけで1,000名以上いらっしゃいました。ツアー以外の方々も入れたら相当の数になり昨今の御朱印ブームも手伝って、びっくりしているところです。宝仙寺では、皆様が計画どおりに事故なく参拝できますよう願いを込めて、約5,000枚の御朱印を全職員で準備しました。スタンプラリー感覚の方も中にはいらっしゃるようですが、寺院にお詣りするきっかけになり、それぞれの寺院の事、さらにはその地域の事を知る良い経験になれば素晴らしいことだと考えます。

 巡礼は仏教・キリスト教・イスラム教等世界の各宗教で行われており、遠隔の聖地を目指して詣でる形と聖地を巡る形が有ります。日本ではお伊勢参りなどは聖地を目指す形の代表的なものですし、四国八十八ケ所霊場などは巡る形の巡礼に当たります。

 来年は西国三十三観音霊場開創1300年に当ります。総本山長谷寺では開創記念法要が行われ、長谷寺の観音様の大画軸(日本最大の16メートル)が来年三月から五月まで本山で公開されますので、こちらにも是非お詣りしていただきたいと思います。

平成29年10月

宝仙寺住職 富田 道生

宝仙寺書院玄関の月見飾りです。
今年の十五夜は10月4日です。