御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2016年01月:ご挨拶

2016年01月01日

 明けましておめでとうございます。今年一年の皆様のご多幸をご祈念申し上げます。
 この冬は暖冬の予想が出ており、今のところ予想通りですが1月・2月もこのまま気温は高めなのでしょうか。
 12月11、12日に総本山長谷寺の陀羅尼会に出仕してまいりましたが、例年になく暖かいと出仕された方々は仰っていました。とても寒いと聞いていましたので、寒い支度をしてまいりましたが必要なく、楽に過ごすことが出来ました。紅葉もまだきれいな所も残っておりました。
 真言宗では毎年正月8日より7日間京都の東寺で「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が厳修されています。この法要は弘法大師が朝廷の勅許を得て始めたもので、国家の繁栄・玉体安穏・万民豊楽を祈念して行われるものです。真言宗の十八本山より各派の管長さん等が出仕され、寒い時期にもかかわらず毎年伝統的に厳修されております。この時期京都にいらっしゃる機会が有りましたら、お参りにいらしてください。
 さて、当寺には元禄時代の作の梵鐘が以前在りましたが、第二次世界大戦で残念ながら献納してしまいました。この度梵鐘並びに鐘楼堂を再建することになりました。再び鐘の音が響くことを、楽しみにお待ちいただきたいと存じます。 また、水屋周辺の整備と東門の新築、本堂・書院・大師堂の耐震補強工事等を順番に予定をしております。
皆様には何かとご不便の点、またご協力頂くこともあるかと存じますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成28年元旦

宝仙寺住職 富田道生