御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2015年01月:ご挨拶

2015年01月01日

新年あけましておめでとうございます。
 昨年の暮れは低気圧の影響で日本海側の各地では大荒れの天気が続きましたが、今年1年の天候はいかがでしょうか。
日本列島は四季が有って季節感があり四季折々の楽しみがありとても恵まれた所ですが、それと共に残念ながら災害も多い所だと思います。
この一年を通して大きな災害が起こらない穏やかなことを祈念いたします。

今年は弘法大師が高野山を開かれて1200年の年に当たります。高野山を中心に各種の行事が予定されております。昨年の秋サントリー美術館で'高野山展'が開催されました、行かれた方もいらっしゃると思います。

  "有り難や 高野の山の 岩陰に 大師はいまだ (おわ)しますなる"

という有名な御詠歌がありますが、お大師さまは今も私達を見守っていらっしゃいます。
まだ高野山にいらしてない方は、この機会に一度お大師様に会っていらして下さい。

さて、今年当寺においては 本堂・書院・大師堂の耐震強度の確認を考えております。それぞれ建設した時期は違いますが、早や約40年から60年経っております。地震のことを考えますと確認が必要だと考えますので、伽藍維持のためにも、その点を確認し古くなっている所は徐々に改修していきたいと考えております。

皆様にとって良い年でありますようご祈念申し上げます。

平成27年元旦

宝仙寺住職 富田道生