御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2014年07月:ご挨拶

2014年07月01日

   五月末に総本山長谷寺と京都・淡路島・徳島に団参に行ってまいりました。淡路島には明石大橋を渡って鳴門の渦潮を見て、徳島から帰ってまいりました。
世界には三大渦潮というのが有り、イタリアのメッシーナ海峡・北アメリカのセイモア海峡と鳴門海峡だそうで、その中でも鳴門の渦潮は直径30mで世界一だそうです。この渦潮を観潮船に乗って見学しましたが、丁度ピークの時に当たりとても迫力がありました。
徳島では、5番、6番、7番の各札所をお詣りしてお大師さんを感じてまいりました。因みに、6月15日は弘法大師のお誕生日です。
さて、6月中旬からサッカーのワールドカップがブラジルで開催されています。テレビを見ていますと、大勢の日本人サポーターが遠くブラジルまで応援に行っているのに驚きましたが、その日本人サポーターが、試合終了後に周りのごみを拾っていたことが、良い意味で世界のニュースに取り上げられていました。日本人としてとても嬉しく思いましたが、日本の伝統・文化を含め良い面を、これからも継承していかなくてはならないと感じています。
この伝統・文化は、仏教の思想を含め昔から積み上げてきたもので、弘法大師を含め各宗派の諸大徳の日本文化に与えた影響は大なるものがあります。これからも、家庭教育と学校教育が一つになって、日本のこれらの美徳を継承していきたいものです。

平成26年7月1日

宝仙寺住職 富田道生

鳴門の渦潮