2013年10月01日
今年は猛暑で大変な夏でした、夏が暑い年の冬は寒いといわれますが今年はいかがでしょうか?
2020年 東京オリンピックが決定いたしましたが、7年後の東京の夏の気候はどうなっているのでしょうか思いやられる気がいたします。
さて、宝仙寺においては 台風18号の影響で9月15日明け方からの豪雨で本堂の天井から雨漏りをいたしました。5月にも本堂で雨漏りがありましたが、こちらは早速屋根の点検をしてもらい、屋根の谷間の銅版のところを補修して一応収まっておりましたが、今回は別の所からのものと思われます。
宝仙寺は戦災で堂塔伽藍が全て焼失してしまいましたが、本堂は昭和28年にコンクリート打ちっぱなしの建物が完成し昭和47年に檀信徒の皆様のご協力をいただいて現在の形に完成いたしました。屋根の修理は部分的には行われておりますが、60年経つとさすがに老朽化の問題が出てきていると思います。11月中に屋根の中の鉄骨の塗装をやり直す計画を立てていた矢先でしたので、屋根瓦等を含めて表側も再度点検をする予定です。
日本の建築は元々木造建築でしたが近年はコンクリート造りになりました、ヨーロッパの教会などは石造りが多いため何百年も経っているのが当たり前で、その他の建物も内装だけ作り替えて使っています。その為街並みが昔のまま保たれています。日本は地震・台風等災害が多いため、古い街並みを維持するには大変な労力がかかりますが、日本文化の伝統・象徴として、奈良・京都などに代表される古い建築の寺院 神社を長く保存してほしいものです。
平成25年10月
宝仙寺住職 富田道生
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