御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2011年01月:ご挨拶

2011年01月01日

   新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
   世の中は先行き不透明で、将来の見通しがつかない為不安感がいっぱいの状態ですが、少しずつでも期待が持てる状況を期待したいと思います。
   さて、私はジャズやポップスも聞きますが、数年前よりオペラを聞くようになりました。特に男性のテノールは、広くスケールが大きくのびやかな感じが気分を晴れやかにしてくれます。世界三大テノールと呼ばれる中でもルチアーノ・パヴァロッティの歌声が一番気に入っており、トリノ冬季オリンピックの開会式での歌声は体調の関係で生の声ではなかったそうですが、イタリアを代表する歌手の一人だったと思います。
   声を出すということに関しては、我々僧侶も同じで特に声明は、音程がついたお経で、普段の法要でも一部声明を唱えます。声は喉から出すのではなくお腹から出しなさいと、先生から教わりました。特に長い時間唱えるとお腹から出さないと声は続きません。
   最近は皆様もカラオケで歌うことが多くなったので、声を出す感じがお分かりになると思います。声を出すことは長生きの秘訣とも言われております。また、声を出すと血行が良くなり健康に良いので、ご先祖さまの供養のためにも大きな声でお経をあげてみてください。
   今年一年の皆様のご健康とご活躍を祈念いたします。

平成23年1月吉日
明王山宝仙寺 住職 富田道生