御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2008年01月:ご挨拶

2008年01月

 寒中お見舞い申し上げます。

 東京は穏やかなお正月を迎えることが出来ました、宝仙寺の初詣も元旦の護摩も共に例年より沢山の方にお詣りいただきました。
今年一年穏やかな年であるようご祈念申し上げます。

 さて、ナマズという魚をご存じのことと思います。漢字で書くと「鯰」という字を使いますが、本来中国では「鮎」という字がナマズで、「鯰」は国字だそうです。
ちなみに、アユは辞書で調べると「香魚」・「年魚」・「鮎」とでています。

 ナマズの画を、 関 頑亭先生がよくお描きになります。関先生は皆様ご存じの通り、当寺の仁王尊のウン像・脱活乾漆の日輪弘法大師像等々沢山のものを製作していただいております。
ナマズは背中は黒ですがお腹は白い魚です、腹黒いという言葉が有りますが、人間腹黒いのはいけません腹白いのが大切ですという話を関先生からいつも伺っています。

今年一年、腹白く生活いたしましょう。
子年の色紙をいただきましたので、一緒にご覧ください。

平成20年1月吉日
明王山宝仙寺 住職 富田道生

「鯰」

「福々」