2007年06月
桜が咲き緑が濃くなってきたと思ったのも束の間、六月に入り暑い季節がやってまいりました。来月には施餓鬼会・お盆と夏の行事が始まります。
さて、昨今地球温暖化等環境の問題が取りざたされています。CO²の削減のため、これからの季節夏の冷房温度、また冬には暖房温度の設定を弱くするよう呼びかけています。一人一人が少しづつ出来ることから心がけることは大切なことです。
季節によって状況は変わりますが、アイドリングをしたまま駐車している車をよく見かけますが、とても無神経な気がします。海外では観光用のバスは駐車中はアイドリングを止め、動き出す前にエンジンをかけるようにしているのを見かけましたが、日本でも行われるようになってきました。私も車を運転しますが、無駄なアイドリングはしないように心がけているつもりです。
人間の都合で、色々なものを捨てたり、またその地域に生息していない生物を輸入して生態系を壊したり、前述のCO²の問題等環境破壊が進んでいます。
すべての生物が住みやすい環境を考えなくてはならないと思います。
仏教では草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)という言葉があります。草木国土などを含め、すべてのものに仏性が有る。すべてのものを含めて命は平等に価値有るものと考えています。
人間は地球上の生物の一つに過ぎないということを忘れてはいけないと思います。
平成19年6月吉日
明王山宝仙寺 住職 富田道生
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