御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

催事の様子

弘法大師をたたえる夕べ   

2023年06月10日

 真言宗豊山派東京都第五号宗務支所仏教青年会主催の「第40回弘法大師をたたえる夕べ」が宝仙寺にておこなわれました。今年は弘法大師様がご生誕してから1250年の節目の年に当たり、総本山長谷寺様よりご本尊十一面観世音菩薩御影大画軸をお借りして、出開帳を開催いたしました。
 大画軸をご本尊とした慶讃法要を厳修し、弘法大師様の恩徳を讃えると共に、総本山長谷寺・豊山派各寺院、生きとし生けるものに対する安寧と繁栄への願いを胸に一心に祈りの誠を捧げました。
 天候を心配していましたが、梅雨の晴れ間で雨も降らず、沢山の方にご参拝いただきました。

宝仙寺住職が導師となり法要をおこないました

本堂での法要のようす

三重塔よりも大きな大画軸

大画軸の前での法楽のようす

総本山長谷寺などの出店もありました

本尊御影大画軸について

 現在のご本尊が建立される以前、明応4年(1495)に長谷寺のご本尊様が火災に遭われました。この際にご本尊を再建するための設計図として南都絵師・法眼清賢により描かれた図像が、総本山長谷寺本尊御影大画軸です。表面には十一面観世音菩薩像のほか、脇侍である雨宝童子像・難陀龍王像が描かれています。また、大画軸は430枚の高野紙を繋ぎ合わせた、約16.5mもの全長を誇る日本最大級の掛け軸です。

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