2022年04月08日
宝仙学園の『花まつり』が4月8日に行われました。
今年も新型コロナウィルスの影響により、規模を縮小して行われました。幼稚園は年中・年長組が、小学校は6年生が、大学は例年通り1年生が本堂にてお釈迦様のお誕生をお祝い致しました。
住職による法楽のようす
小学校の他学年はリモートでの参加になりました。
住職による法話のようす
幼稚園の皆さんはしっかりお話を聞けていました。
幼稚園の皆さんはひとりずつ花を持っての入場です
大学『花まつり』のようす
歌唱は感染対策の為、声を出さずに行われました。
大学生への法話のようす
念珠の使い方、『花まつり』の由来となるお釈迦様のお誕生の話などが主な内容でした。
お釈迦様は古代インドのルンビニーの花園でお生まれになり、すぐに歩き出し右手で天を指し、左手で地を指し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えると、それをお祝いするかのように空から甘露(インド神話に登場する不死の霊薬・アムリタ)が降ってきたと言われています。花まつりは、そのようなことを再現する為に、花で飾られた御堂にお釈迦様のお生まれになった姿の誕生仏を安置して柄杓で甘茶をかけ、お祝いをします。花で飾られた花御堂(はなみどう)は、お釈迦様のお生まれになったルンビニー園が花でいっぱいだったことに由来します。この行事は、奈良時代に行われたのが初めといわれ、当時は香水(こうずいと読み、お香を煮沸、または香を入れた浄水のこと)をかけていました。
なお、甘茶は誕生仏にかけるだけでなく、無病息災のご利益がある飲み物として珍重されてきました。江戸時代には子どもが主体の花祭りを行う寺院が増え、次第に子どもの無事と成長を祈る行事へと変化したのです。
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