御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

催事の様子

春彼岸中日法要厳修

2022年03月21日

本年度も昨年と同様にコロナ禍の為、YouTube配信により彼岸法要を執り行いました。天気も良く、まん延防止等重点措置も本日までということもあり、昨年のお彼岸中よりも多くの方が参拝されていました。

中日法要のようす

住職による法話のようす

彼岸とは…
 彼岸とは春分・秋分の日を中心にした一週間のことをいいます。仏教では、生死の海を越えた悟りの世界を彼岸、その反対側の私たちのいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。昼と夜の長さが同じ長さになる春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えてお墓参りをし、先祖供養をするようになったのが今日の「お彼岸」です。
お彼岸は、ご先祖様へ供養するだけでなく、私たち自身が仏道修行を実践する一週間でもあります。心穏やかな悟りの境地への仏道修行を六波羅蜜(ろっぱらみつ)といい、次の6つの修行を実践することがもとめられます。

@布施(ふせ)    見返りを求めずに善行をする
A持戒(じかい)   約束事を守って行動する
B忍辱(にんにく)  なにが起こっても耐え忍ぶ
C精進(しょうじん) 常に努力をおしまず、全力で物事にあたる
D禅定(ぜんじょう) 心を静かに保つこと、反省を忘れない
E智慧(ちえ)     真実を見る智慧、正しい判断力をみにつける

普段なかなか実践する事が難しい修行ですが、年二回あるお彼岸の期間どれか一つでも実践して、心穏やかな生活を送っていただきたいと思います。

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