2021年11月13日
本年も宝仙学園中学校一年生242名が参拝し、十三まいり法要を厳修いたしました。「十三まいり」とは、数え年で十三歳になった少年少女が、氏神様やお寺におまいりする元服の儀式であり、七五三に相当する子供の成長を祝う儀式です。宝仙寺では、虚空蔵菩薩とご縁を結び 「智恵」と「福徳」を授かる法会として行われます。自分の生まれ干支が一巡りして、もとの干支に戻る年であり、最初の厄年に当る為、厄除けをする意味も込められています。
また、別の法会で虚空蔵菩薩とご縁を結ぶ虚空蔵求聞持法 (こくうぞうぐもんじほう)があります。真言宗を開かれた弘法大師様や、真言宗中興の祖である興教大師様も修しています。この法会を修することで、記憶力増進の功徳があると言われています。
虚空蔵菩薩に、この法会の趣旨を述べ、宝仙学園中学校一年生 に「智恵」と「福徳」の功徳を授かれるよう法要を厳修いたしました。
宝仙寺住職が加持した「智恵の水」を生徒の皆さんに潅頂するようす
住職による法話
十三まいりは虚空蔵菩薩とご縁を結びます。虚空蔵とは宇宙のような無限の智慧と慈悲の心が収まっている蔵を意味し、人々の願いを叶えるために智慧や知識を蔵から取り出し、与えてくれるとされています。右手の剣は「智恵」を表し、左手の宝珠を乗せた蓮華は「福徳」を表します。
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