御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

催事の様子

興教大師陀羅尼会厳修(こうぎょうだいしだらにえごんしゅう)

2020年12月06日

 今年は新型コロナウイルスの為に何もかもが変わってしまった一年でした。
そんな中にあって、例年執り行われている興教大師陀羅尼会も大幅に規模を縮小して厳修されました。
興教大師覚鑁上人さまは平安時代後期にご活躍された方で、当時勃興していた末法の世における念仏による極楽浄土への往生という思想を密教的に捉え、密厳浄土の思想を打ち立てられました。
また、衰退していた高野山の現状を憂い、立て直しを図られました。
後に根来寺に移られ、真言宗中興の祖と仰がれております。
陀羅尼会とは、興教大師さまが入滅された12月12日に執り行われる法要で、興教大師さまの教えに感謝するために弟子達が仏頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)を唱えたという故事にちなみ、陀羅尼をお唱えすることから陀羅尼会と言われています。
今年はコロナ禍にあって、この陀羅尼会も規模を縮小し、当山にご縁のあるご寺院の僧侶をごく少数お招きし、当山住職が大導師を務め厳修しました。   

興教大師覚鑁上人をお祀りして

小規模での法要のようす

住職が大導師を務めました

ページトップへ