2020年11月07日
本年も宝仙学園中学校一年生195名が参拝し、十三詣り法要を厳修いたしました。
十三詣りとは、数え年で13歳になった子供達が、虚空蔵菩薩を参拝し知恵と福徳を授けてもらう儀式です。知恵詣りや知恵もらいと呼ばれることもあります。
十三詣りは、弘法大師空海上人が記憶力を飛躍的に高める為に修行した虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)に関係していると言われています。
また十三という数には色々な由来や意味があります。一つには干支が一回りし、最初の厄年として厄除けをする年齢です。また男子13歳は、その昔、若衆組に入るなど社会の一員としての役割を担う年齢で、女子13歳は平安時代から大人の女性の仲間入りをする髪上げの儀式が行われた年齢であり、13歳とは古くから子供が大人になる一つの節目の年齢と言われてきたのです。
宝仙寺では、本年も子供達の成長を祝いつつ、またこれから更なる成長と活躍を願って祈願し、知恵と福徳を授かる為に虚空蔵菩薩と縁を持っていただきました。
十三詣りのご本尊である虚空蔵菩薩。
右手の剣は「智恵」を表し、左手の蓮華は「福徳」を表します。
法要中のようす
住職による法話のようす
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