御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

催事の様子

春彼岸中日法要厳修

2020年03月20日

 今年の春彼岸中日法要は新型コロナウイルス対策のため、お檀家様の法要参列をご遠慮いただき執り行いました。普段の法要とは異なる状況でしたが、お檀家さまのご協力により滞りなく厳修することができ感謝しております。
新型コロナウイルスの影響で、心配な日々が続き不安が大きくなっています。除菌などの注意を怠らず、ストレスを溜めないようにして心穏やかに過ごしましょう。一日も早く平穏な日常が戻ることを祈念しております。

彼岸とは・・・
 彼岸とは春分・秋分の日を中心にした一週間のことをいいます。仏教では、生死の海を越えた悟りの世界を彼岸、その反対側の私たちのいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。昼と夜の長さが同じ長さになる春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えてお墓参りをし、先祖供養をするようになったのが今日の「お彼岸」です。
お彼岸は、ご先祖様へ供養するだけでなく、私たち自身が仏道修行を実践する一週間でもあります。心穏やかな悟りの境地への仏道修行を六波羅蜜(ろくはらみつ)といい、次の6つの修行を実践することがもとめられます。

@布施(ふせ)    財や心を他人に施すこと
A持戒(じかい)   心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
B忍辱(にんにく)  不平不満を言わないこと、腹をたてないこと
C精進(しょうじん) 常に努力をおしまず、全力で物事にあたること
D禅定(ぜんじょう) 心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
E智慧(ちえ)    真実を見る智慧、正しい判断力をみにつけること

普段なかなか実践する事が難しい修行ですが、年二回あるお彼岸の期間どれか一つでも実践して、心穏やかな生活を送っていただきたいと思います。

中日法要のようす

毎年恒例の小田原のみかん販売のようすです。新型コロナウイルスの影響で人出が少ないのではと心配していましたが、今年もたくさんの人が買いに来てくださいました。

暖かい日が続き境内の桜は早くも五分咲きです

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