御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

催事の様子

花まつり

2019年04月6日

花まつりとは、4月8日のお釈迦様の誕生を祝う行事で灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれます。宝仙寺では、4月6日に花まつりの法楽を執り行い、参拝者の皆さまにも灌仏していただきました。

法楽のようす

住職による法話のようす

たくさんの方にお集まりいただきました。

花まつり(灌仏)とは

 お釈迦様は古代インドのルンビニーの花園でお生まれになり、すぐに歩き出し右手で天を指し、左手で地を指し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えると、それをお祝いするかのように空から甘露(インド神話に登場する不死の霊薬・アムリタ)が降ってきたと言われています。花まつりは、そのようなことを再現する為に、花で飾られた御堂にお釈迦様の誕生仏を安置して柄杓で甘茶をかけ、お祝いをします。花で飾られた花御堂(はなみどう)は、お釈迦様のお生まれになったルンビニー園が花でいっぱいだったことに由来します。この行事は、奈良時代に行われたのが初めといわれ、当時は香水(こうずいと読み、お香を煮沸、または香を入れた浄水のこと)をかけていました。
なお、甘茶は誕生仏にかけるだけでなく、無病息災のご利益がある飲み物として珍重されてきました。江戸時代には子どもが主体の花祭りを行う寺院が増え、次第に子どもの無事と成長を祈る行事へと変化したのです。

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