涅槃会（ねはんえ）

2019年02月15日

　「涅槃会」とは、お釈迦様の入滅された2月15日にその追慕報恩の為に営む法要です。または「常楽会」ともいいます。涅槃とは、一般的にお釈 迦様がお亡くなりになったことを指す言葉ですが、元々は煩悩を無くし悟りの智慧を完成させたという意味のインドの言葉です。全国各地の寺院 では「涅槃図」を掲げて法要を行います。
　「涅槃図」とは、2月の十五夜の満月の光に照らされた沙羅雙樹（しゃらそうじゅ）の下で金色に輝くお釈迦様が頭北面西右脇臥（ずほくめんさいうきょうが）のお姿で入滅になり、それを大勢のお弟子さん達や天竜八部 、鬼畜までもが取り囲んで悲しみ悶えている図柄です。
　当山でも本堂内陣に「涅槃図」をお飾りし、「涅槃会」を厳修いたしました。