2012年12月09日
当山本堂にて興教大師陀羅尼会が厳修されました。
興教大師覚鑁上人(こうぎょうだいしかくばんしょうにん・1095〜1143)さまは、高野山から根来寺に移り、観法(瞑想法)を重視して密厳浄土往生を説き、新しい真言密教の在り方を示されたお方です。我々真言宗豊山派では中興の祖と仰ぎ「南無興教大師」とご宝号をお唱えいたしております。
また、陀羅尼会とは、興教大師覚鑁上人さまの入寂された12月12日に、上人の教えに感謝する為に行われる法要です。上人の為に弟子たちが仏頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)を唱えたという故事にちなみ、陀羅尼を読誦することから陀羅尼会とよばれております。
宝仙寺では、毎年上人の忌日である12月12日前後に陀羅尼会を行っております。本年は12月9日に当山にご縁のある御寺院の僧侶の皆様と共に、当山住職が大導師を勤め、厳かに執り行いました。
興教大師像
陀羅尼会法要の様子
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