2010年12月05日
当山本堂にて興教大師陀羅尼会が厳修されました。今年は暖かい冬になりそうだと思っていましたが、陀羅尼会当日にはすっかり冬の気温になっていました。
法要の様子
○陀羅尼会とは興教大師覚鑁(こうぎょうだいしかくばん)上人(しょうにん)の入寂(にゅうじゃく)の日(※)に、御恩(ごおん)に報いるために行う法要です。その時、上人のために弟子たちが佛頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)を唱えたという故事にちなんで、この陀羅尼を読誦するので陀羅尼会とよばれています。
宝仙寺では毎年、当山とご縁のある御寺院の僧侶の皆様とともに、当山住職が導師をつとめ、上人忌日(12月12日)の前後に厳修しております。
(※)入寂の日とは亡くなった日のこと
○興教大師覚鑁(こうぎょうだいしかくばん)は、平安時代末期の僧で、弘法大師の教えを再興するとともに、後に「新義」といわれる真言宗の教学を確立しました。この新義真言宗の流れを汲む真言宗豊山派(ぶざんは)では真言宗中興の祖とお呼びしております。
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