彼岸とは「到彼岸」からきた言葉で、「迷いの世界(此岸(しがん)から悟りの世界(彼岸)に到る)」という意味をもっています。
先祖を偲び、自分が今ある事を先祖に感謝し、供養するとともに、自らも彼岸へ到るよう精進する期間といえます。
宝仙寺では中日に檀信徒皆様のご先祖様の供養のため、彼岸の法要を行います。
中日午前11時:春彼岸会法要(本堂)
※彼岸中にはご先祖様のお墓へご参詣下さい。
弘法大師・空海が高野山奥の院に御入定(ごにゅうじょう)された日(旧暦の3月21日)に、その遺徳に対し感謝の気持ちを込めて供養することを「正御影供」(しょうみえく)と言います。お大師様は今でも御入定されたまま高野山奥の院にいらっしゃいます。
「南無大師遍照金剛」と唱えれば「いつでも貴方と共にある」というお大師様のお言葉により、四国八十八ヶ所のお遍路さんは同行二人(お大師様と共に)と書かれた笈摺(おいずる)(装束)を身につけて巡拝しています。
また、私たち(衆生)を永遠に救済しつづけるという強い思いを遺し御入定されたお大師様の思いとともに、日々修行に精進できているだろうか、自身の信仰の在り方(原点)を見つめ直すための日でもあります。
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