御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2011年04月:ご挨拶

2011年04月01日

4月に入り新年度が始まりました。
今般の大震災でお亡くなりになった方々のご冥福と、被災された方々が一刻も早く落ち着いた生活を取り戻せることをお祈りいたします。
宝仙寺ではこのホームページのお知らせの通り、本堂の棟瓦・客殿の棟瓦が崩れ、書院の瓦も一部ずれました。お墓では墓石・石灯篭の一部倒壊・ずれ、北側の隣家との境界の塀が崩れかかりました。幸いにもけが人はなく済みましたが、修復にはまだ時間がかかると思います。皆様のお宅等はいかがでしたでしょうか?
福島・茨城の真言宗豊山派の寺院も随分被害が出ているようですが、なかなか状況がつかめないようです。
   今年の桜の開花予想日は3月29日でしたが宝仙寺では27日に1〜2輪花開きました。
また白モクレンも大きな花を咲かせ通る人の心を和ませてくれます。色々な花が開いてきています。木々も芽吹いてきました。日本中の人たちが悲しく辛い思いをしている時にこの花たちは私たちの心を明るくしてくれる気がします。
   日本中のさらには世界の人々が、自分に出来ることで協力していこうとしています。復興の為には経済が回っていかなければなりません。その為には節電をしながら派手な行動は慎みながら、それぞれの方々が普通の生活をすることが大切だと思います。

とてつもなく長く大変な時間がかかることだと思いますが頑張っていきましょう。

平成23年4月1日
明王山宝仙寺 住職 富田道生